スラングなのか、専門用語なのか、一見分からない仮想通貨用語。
このブログでは、仮想通貨の初心者ベイビーさん向けに、「当たり前に使われているけどよく分からない用語」を簡単に解説しています。
今回紹介するのは、仮想通貨の取引でよく耳にする、「ロング」と「ショート」。
ロングとショート
ロング、ショートという言葉は、注文方法のこと。
ロングは「買い注文」。
ショートは「売り注文」のことです。
仮想通貨の取引だけでなく、株やFX、先物取引など金融取引全般で使用されるワードです。
厳密には、現物取引ではなく、証拠金を利用したレバレッジ取引で使用される言葉です。
が、Twitterなどでは、現物の買い注文もロングと表現されていたりします。
「買い=ロング、売り=ショート」と覚えてしまっても良いかな、と思います。
ロングとは?
ロングは、買い注文ものことです。
単純に、買った銘柄を売る流れ。
例えば、1BTC=90万円の時に、1BTCをロングします。
値上がりして、1BTC=100万円になった時に売れば、差額の10万円が利益になります。
ショートとは?
ショートは、売りから入って、買い戻す取引です。
つまり、保有していない資産を先に売るので、「空売り」とも呼ばれています。
保有している銘柄を売ることは、単に買いポジションの決済なので、ショートではありません。
自身の預けている資産を証拠金として、「先に売って、あとで買い戻す」という取引を行う際に用いられる用語です。
ショートの利点は、下落相場でも利益を出せる点。
例えば、下落相場で、1BTC=100万円のときに、1BTC分ショートします。
1BTC=90万になった時に、買い戻して決済したら、差額分の10万円が利益です。
寝ロングと寝ショート
「寝ロング」「寝ショート」という言葉もあります。
ロングして売却せずに、寝て持ち越しという意味です。
寝ショートは、寝ロングの反対で、空売りしてそのまま買い戻さず、就寝。
Twitterなんかで、よく見かける表現です。
ポジションとは?
ロングやショートで注文をした後の状態を、「ポジション」と言います。
ショートした後に買い戻すまでは、「ショートポジションを持つ」などと表現されます。
ロングを注文して、売り決済するまでの状態を、「ロングポジションを持つ」などと表現されます。
初心者の方は、「ショート(空売り)は怖い」と感じる方も多いと思います。
私も長らく、現物のみでショートはしませんでした。
でも、下落相場ではトレンドに逆らうようり、ショートの方が利益を取りやすいです。
なので、トレーダーは、がんがんショートを入れてきます。
自分自身が、ショート(空売り)する必要はありません。
でも、トレーダーのそう言った心理を理解しておくと、チャートの見方も変わってくるのでオススメです。