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【初心者向け解説】ロスカットの意味と証拠金維持率の目安は?

2022年11月2日

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仮想通貨の取引でよく耳にする、「ロスカット」。

略された「ロスカ」の方が、よく見かけますかね。

今回は、ロスカットの意味と、証拠金維持率について紹介します。

ロスカット

ロスカットとは、取引者の資産を守るために、仮想通貨取引所で定められた証拠金維持率に基づいて、強制的に全てのポジションが決済される制度です。

略して「ロスカ」です。

取引所によりますが、国内取引所の多くは、ロスカットされる前に、通知が行きます。

メールで証拠金維持率が低くなったので、ロスカットされる可能性があることを知らせてくれます。

ロスカットアラート通知と呼ばれています。

この通知にロスカット日時が記載されているので、日時までに証拠金を増やせば、ロスカットを免れることができます。

ロスカットを望まない場合の対応は2つ。

  • 追加で証拠金を入金
  • ポジションを減らして証拠金を確保

特に暗号資産(仮想通貨)の場合は、ボラティリティが大きく、アラートが出たり消えたり1日で大きく変化することもあります。

そのため、レバレッジをかけて取引を行う際は、ロット管理と、証拠金維持率には十分気をつけましょう。

ロスカと損切りの違いは?

ロスカと近しい用語で「損切り」があります。

損切りは、損失が出ている時に自らの判断で自発的に決済して、損失確定すること。

赤字というわけです。

  • ロスカは、取引所による有無を言わせない強制決済
  • 損切りは、自発的な決済(利確の反対語)

厳密には、上記の意味の違いがあります。

Twitterなどでは、損切りの意味でも「ロスカ」と表現している人も結構います。

この場合は、「ロスカ」と「強制ロスカ」で、自発的か強制的かを使い分けていたりします。

証拠金維持率の目安

証拠金が十分が不足しているかの目安は、証拠金維持率が目安となります。

証拠金維持率=純資産÷必要証拠金×100(%)

維持率は取引画面に表示されているので、自分で都度計算する手間はありません。

一般的には証拠金維持率は、500%〜1,000%あれば安心と言われています。

証拠金維持率が低くなると、ロスカットになるので、常に意識しておきましょう。

ロスカットの執行ルールは、取引所によります。

大手国内取引所のルールはこちら↓

取引所ロスカットルール
コインチェック証拠金維持率が100%以下になるとメールで警告。
50%を下回ると強制ロスカット。
ビットフライヤー100%を下回ってから2銀行営業日後の午後 5 時時点で
証拠金維持率が100%以下なら、強制ロスカット。
GMOコイン証拠金維持率が75%を下回った場合に、ロスカット発動。
DMM Bitcoin証拠金維持率が50%以下になると強制ロスカット。

どこの取引所を利用するにせよ、証拠金維持率が100%切らないようなトレードを心がけましょう!

ちなみにインスタで、用語などをよりシンプルにまとめています↓