Apple発のナンバーレスクレジットカード「Apple Card(アップルカード)」が、アメリカでリリースされました。
カードの特徴と、2022年7月現在の情報を紹介します。
Apple Cardってなに?
Apple Card(アップルカード)は、Appleが「MasterCard」と「ゴールドマンサックス」と提携して開発したクレジットカードです。
さすがAppleです。
この手のカードを、待ちわびてました。
カードにナンバーが入っていないナンバーレスカードと、iPhoneのアプリカードの2種類が利用できます。
- Apple Card「チタン製のカード」
- AppleのWalletアプリ「バーチャルカード」
Apple Cardは、Appleの機能を最大限生かした、高セキュリティなクレジットカードです。
カードとアプリ決済の併用なので、イメージで言うと、イギリスのMonzoカードに近いですね。
※Monzoはデビットカードとモバイルアプリカードで、ロンドン市内なら持ってない人に出会ったことないくらい普及しています。友達との割り勘などはMonzoのアプリ上で行うので、英国へ行く方は作っておきましょう。
チタン製カード
チタン製カードは、従来のクレジットカードと同じです。
接触決済タイプのカードです。
特徴としては、カードにカード番号やCVV(セキュリティコード)が刻印されていないところ。
アップルロゴと、ユーザーネームのみが刻印。
第三者に盗み見されたり、使用時にカードの情報を盗まれたりするリスクを回避できます。
以前、海外でレンタカーした時に、カード情報を盗まれたことがあります。
ナンバーレスカードはそういったリスクを減らせるので、セキュリティ面で安心。
カード番号や有効期限などの情報は、アプリのWalletの中に保存されています。
見た目も、シンプルかつお洒落です。
スタイリッシュで上質感のあるチタンを採用するあたりが、Appleですね。
チタン製ではないですが、日本でもいくつか、ナンバーレスカードが出ています。
- 三井住友カード(NL)
- 三井住友カード ゴールド(NL)
- JCB CARD W
- PayPayカード
バーチャル型のApple Card
バーチャル型のApple Cardは、iPhoneアプリで使用できます。
カードを持ってないなくても、アプリカードでタッチ決済で支払いが出来ます。
PayPayのようなアプリ決済ですが、QRコードは使用しません。
決済が行われると、支払金額や場所、日時など決済データがApple端末に届くので、リアルタイムに内容が確認ができます。
バーチャルカードの支払いはApplePayを介して行われるので、決済の際はFace IDまたはTouch IDの生体認証が必要です。
バーチャルアプリカードは、カードを持ち歩かなくても良い利便性と、セキュリティの高さ以外にもメリットがあります。
バーチャルカードはWalletアプリで管理されるため、過去の購買データを詳細に分析できるのです。
Appleでは、支出カテゴリーごとに色が決まっています。
バーチャルカードの色は初めは白色ですが、カードを利用していくとそのカテゴリの色が濃くなります。
仕分けをしないでも、自動で家計簿もつけてくれるわけです。
還元率
還元率はチタンカードで1%、バーチャルカードで2%、Appleサービスの利用で3%です。
還元率1%でも既に良いですが、アプリで決済したら2%です。
Apple愛用者なら、Apple製品を購入して3%はありがたすぎますよね。
Apple Cardは、支払ったその場でキャッシュバックを受けられます。
- チタンカード:還元率1%
- バーチャルカード:還元率2%
- Appleサービスの利用:還元率3%
年会費
Apple Cardの年会費は無料です。
他社のチタン製のカードは、こんな種類があります。
- ラグジュアリーカード
- アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カード
年会費は。5万円前後です。
年会費無料で、チタン製のカードを所持できるのは革新的ですね。
日本ではいつリリース?
気になるのが、日本でのリリースです。
2022年8月現在、Apple Cardはアメリカのみで、サービスを展開しています。
Apple Cardの発行をするには、Apple Cashという口座を、アメリカ国内の銀行口座を使って開設する必要があります。
日本でもApple CardとApple Cashの商標登録の申請がされているようなので、いつかは来るのかな。
世界ではAndroidがシェアを占めていますが、日本はiPhone比率が上回るという、世界的に見て稀なマーケットです。
そういう意味でも、Appleは日本には早めにサービス導入してくるんじゃないかと期待。
Apple Payなど決済機能は、アメリカから2年ほど遅れてリリースされました。
Apple Cardのローンチが2019年。
コロナやなんやもあったし、2023年には日本でもApple Card始まらなかなーと、楽しみにしています。