広告 仮想通貨

仮想通貨のリスクは車の運転と同じ?【初心者向け解説】暗号資産の具体的リスクは?

2022年7月22日

仮想通貨が「なぜ危ない」か、説明できますか?

危ないと思っていても「具体的に何が危なくてリスクなのか」は、言語化できなかったりします。

よく分からないから「危ない」の一言になってしまいますが、リスクを理解したら腹落ちして、仮想通貨がずっと身近に感じられます。

この記事では、実生活に置き換えて、仮想通貨のリスクを紹介します。

仮想通貨って危ないの?

名前は周知された暗号資産(仮想通貨)ですが、歴史は浅い新しい技術。

一般の方には、まだ縁遠い存在です。

「仮想通貨」というワードをメディアで見かけるのは詐欺事件くらい、という方も多く、ネガティブなイメージもありますよね。

危ないか、危なくないかの二択で言えば、危ないです。

仮想通貨と関わるなら気をつけるべき点もあるので、リスクはあります。

そのため、二択なら、危ないです。

仮想通貨だけではなく、インスタだってTickTokだって、なんだって関わればリスクはあります。

仮想通貨のリスクは車の運転と同じ?

例えば、自動車の運転と同じです。

車を運転するなら、事故を起こすリスクは確実にあります

運転しなければ、自分が加害者になるリスクはゼロです。

その代わり、行動範囲が広がるというメリットは享受できません

だからこそ、教習所に通い、ルールを守って運転して、事故を起こすリスクを最小化する訳です。

仮想通貨はお金と直結するので、更にリスクを感じますよね。

ただ、時代は明らかに新しいフェーズに来てしまっています。

頭ごなしに「危ない」だけだと、少々ナンセンス。

実際に自分が仮想通貨を触らなくても、何がリスクなのか理解するだけでも大人の嗜みかも。

何が危ないか、ざっくり言語化できるとスマートですよね。

仮想通貨のリスク

では、具体的に暗号資産(仮想通貨)には、どんなリスクがあるのかを解説します。

  • 価格変動

  • 盗難

  • 詐欺

暗号資産の運用を考えている方は、デメリットも理解しておきましょうね。

価格の変動が激しい

一番のリスクは、価格変動です。

株や為替などに比べて、暗号資産は価格変動が大きいです。

値動きが激しいため「ハイリターン」が望めますが、その分「ハイリスク」です。

「余剰資金でトレードする」「レベレッジをかけない」など、自分なりの投資のルールを決めて、状況に流されないようにしましょう。

変動して危ないなら、日本円でいいじゃん?

と、思う方も多いでしょう。

100円は、永遠に100円だし?

100円という「単位」は永遠です。

でも、価値は変動しています。

島国に住む私たちは、海外に行く時くらいしか、為替を実感することがあまりありません

でも実際は、「日本円の価値が下がっている」ということを、日本国内でも直面はしているんです。

2022年7月に、Appleが日本での製品を値上げしましたよね。

あれは、Apple目線だと、日本で値上げしたのではありません。

「円安になったから、そのレートに価格を合わせた」だけです。

円の価値が相対的に下がったので、相場に合わせて製品の価格を調整したんです。

その証拠に、アメリカでは価格は改定されてません。

もちろん、仮想通貨の価格変動に比べたら僅かな変動ですが、円の価値も変動しています。

盗まれる可能性がある

次のリスクは、資産の流出です。

暗号資産はネット上で取引されるので、ハッキングによる盗難の可能性があります。

過去にも、大きなハッキング事件がありました。

事件内容
コインチェック事件2018年、国内仮想通貨取引所Coincheckで、ハッキングにより580億円相当のNEM(ネム)が流出。日本円で返金。
マウントゴックス事件2014年、取引所マウントゴックスのサーバーがハッキングされ、470億円相当のBTC(ビットコイン)が流出。事件当時よりも価格が上昇したため、債権者へBTCが返還される予定。

流出後の対応は、取引所次第です。

コインチェック事件では、日本円で返金されました。

コインチェックのハッキングの原因は、インターネットに接続した状態で管理する「ホットウォレット」を使用していたからでした。

仮想通貨自体が危ないと言うより、管理方法が甘かったんです。

ホットウォレットは、言わば、お店のレジみたいなものです。

一応鍵は付いてますが、すぐにお金を取り出せます。

この事件をきっかけに、セキュリティ体制を見直し、Coincheckでは「コールドウォレット」に管理方法を変更しました。

インターネットから切り離して、オフライン上で管理するコールドウォレットは、金庫みたいなものです。

マネックスグループの傘下に入り、セキュリティを強化したCoincheckは、現在は、国内最大級の取引所になっています。

コインチェック 無料口座開設

コインチェック

この事件は、コインチェックだけでなく、仮想通貨取引所全体の、セキュリティ体制を見直すきっかけになった事件です。

皆さんも、内容チェックしておきましょう。

現代は、トヨタだってサイバー攻撃を受ける時代です。

正直、取引所のハッキングは、個人レベルでは防げません。

事件後にどのような対策をしているか、情報を追うことが大切です。

私たちが出来ることは、セキュリティ対策がしっかりしている取引所を選択すること。

また、仮想通貨を扱うPCやスマートフォンのウイルス対策を万全にしておくのも、大事です。

盗難の可能性を頭に入れて、複数の取引所を利用し、資産を分散するのもリスク回避になります。

取引所って、絶対に破綻とかはないの?

山一證券だって破綻しました。

あの一部上場企業だって破綻しました。

絶対はもうありません。

本音では私も「絶対」な時代に生きたかったです〜

初心者も簡単なセキュリティ対策。仮想通貨口座を守る【専門知識不要】

続きを見る

サーバーが落ちる

利用者が多い暗号資産の取引は、サーバーが落ちてしまうこともあります。

サーバーが落ちて売買のタイミングを逃すと、価格が下がった時には大損する可能性があります。

仮想通貨のネットワークがダウンし、資金が移動できないなんてもこともあります。

2022年6月に、Cloudflareが大規模なネットワーク障害を起こしました。

Cloudflareは、コンテンツ配信ネットワークです。

世界中の多くのサイトやアプリがCloudflareを利用しているので、インターネット全体に影響が出ました。

私は、DeepLという翻訳ツールを使おう思ったら動かなくて、ネットワーク障害に気づきました。

この辺のシステム上の問題は、私たちの力ではどうにも出来ません。

出来ることは、サーバーの強い取引所を選ぶこと

そして、ダウンの可能性を理解して、パニックならないようにすること、ですね。

詐欺が多い

お金が絡むので、詐欺が多いは事実です。

でも、仮想通貨に特化した詐欺ではなく、手法は実にオーソドックス

以前からあるような詐欺が、仮想通貨を新たな主戦場として、参入してきているだけです。

「投資詐欺」と言うと壮大に聞こえますが、内容はこんな感じ。

  • 知り合いからの詐欺

  • ネットでの詐欺

  • フィッシングの詐欺

知り合いからの詐欺

よくニュースになる投資詐欺は、知り合いから詐欺案件を勧められるというパターンです。

「儲かるから」

「何千倍になるから」

「年利〇〇%」

誘い文句は分かりませんが、いつの時代も、どの商材もありますよね。

例えば、ネットワークビジネス。

「痩せるよ」

「芸能人に会えるよ」

「儲かるよ」

商材自体は良いものもあるのかもしれませんが、儲かる仕組みとしては、先行者が儲かります

ディストリビューター・販売店、名前は色々でしょうが、紹介して下のラインを増やすことで上が儲かるように出来てます。

この手法は、何十年も前から存在していて、仮想通貨に特化した特別な詐欺ではなく、場所が仮想通貨になっただけです。

超美味しい話をリスクなしで話してくる時は疑って、自分で調べましょう。

ネットでの詐欺

TwitterのDM経由で仲良くなった人から儲かる案件を教えてもらった。

その人を信用して仮想通貨を送金したら、そのうち音信不通に。

投資詐欺だった。。。

最近、よくあるようで、取引所でもTwitter経由の送金を注意喚起しています。

これも、一昔前に流行った手法で、よくあるサクラですよね。

「久しぶり〜」とSMSに連絡がきて、連絡を返したものの、知らない人だった。

でも、そこからやりとりがスタートし、何だか仲良くなった。

何だか理由をつけられて、もっとメールのやり取りするには、外部経由でと言われて、URLへ誘導されて課金スタート。

流れは、同じです。

サクラが外部に誘導して、お金を入金させるパターン

かつては投資詐欺という名前じゃなかっただけで、全く同じ手法です。

私も、セクシーなアイコンの海外女性からよくフォローされます。

フィッシング詐欺

詐欺の中では、フィッシング系が一番注意が必要です。

詐欺サイトにウォレットを連携してしまい、中に入った仮想通貨が盗まれた。

自分のウォレットに知らないNFTが入っていて、中身を確認したら詐欺。

ウォレットの資金を抜かれた。

プロジェクトの公式Twitterアカウントと思ったら、偽アカウント。

気づかないで、そこから詐欺サイトにウォレットを繋いでしまった。

私自身も、フォローしている公式Twitterの偽公式がタイムラインに流れてきて、気付かずにリンクを踏んだことあります。

偽と気づいたのは、中を読んでいて、キャンペーン内容が何だか奇妙だったから。

元のツイートを見たら公式マークがなかったので、偽公式アカウントと気づきました。

他の詐欺に比べて巧妙で、一番可能性があります。

ただ、手法自体は、オーソドックスですよね。

大手通販サイトと思ったら、偽のウェブサイトだった。

ショッピング後に商品が来ない。

偽アマゾンや、偽ドコモからSMSがきた。

リンクを開いて誘導されるままにアカウント情報を入れたら、個人情報を抜かれた。

以前は日本語が奇妙だったりしましたが、今は本当に巧妙。

偽と本物が分かりずらいので、周りでもフィッシング被害者が何人かいます。

知人は、フィッシング後にクレジットカード情報が流出し、120万円を不正利用されました。

仮想通貨界隈のフィッシングも、同じは流れです。

仮想通貨界隈の詐欺の手法は、実際のところ、ベタで古典的です。

テクノロジーを使った、新種の詐欺でもなんでもないんです。

顔がAIで合成できちゃうディープフェイク詐欺なんかの方が、よっぽどテックです。

仮想通貨のリスクのまとめ

車の運転と同じで、仮想通貨に関わるからには、リスクはあります

車に乗らない以外に、リスクをゼロには出来ません。

リスクを理解した上で、メリットを選ぶかどうか、です。

ホリエモンは、車の運転が好きだったけれど、もう自分では運転しないそうです。

理由は、彼は著名な経営者なので社会的な責任が重く、事故を起こした時のリスクが大きすぎるから。

リスク回避だけでなく、移動中に仕事ができるので、自分で運転しないことで得られるメリットもあるでしょうね。

それが、ホリエモンの車に対する選択な訳です。

私が好きなエコノミストのエミン・ユルマズミンさんは、仮想通貨にかなりネガティブです。

でも、エミンさんは知識を備えた上での、ネガティブ派です。

私の頭の中が、仮想通貨万歳にならないように、エミンさんの意見も見るようにしています。

今の仮想通貨は、2009〜2010年のiPhoneと似ているなと感じています。

名前は浸透してきたけど、一般層には受け入れられていない。

今後どうなるかは分からないですが、昨今の新しい波であることは間違いです。

メリットとデメリットを把握して、自分なりのスタンスをチョイスしていきましょう。

【初心者向け】仮想通貨の始め方は?暗号資産を買うには何が必要なの?

続きを見る

ちなみにインスタで、用語などをよりシンプルにまとめています↓