仮想通貨をやっていると必ずでてくるのが、「フィアット通貨」と言うと単語。
フィアット通貨が何なのか、初心者さん向けに、簡単に解説します。
フィアット通貨とは?
フィアット通貨は、英語で「fiat currency(フィアット・カレンシー)」
法定通貨のことです。
法定通貨とは、日本円や米ドル、ユーロなど、中央銀行が発行した通貨のこと。
- 日本円
- 米ドル
- ユーロ
- 英ポンド
いわゆる、国が発行するお金。
旅行に行った時に、現地で使うために、日本円から両替する通貨のことです。
FXで取引できるのは、フィアット通貨ですね。
フィアット通貨の特徴
フィアット通貨は、供給量が決まっていません。
その国の中央銀行の政策によって、供給量を決定することができます。
政府や中央銀行は、経済情勢に合わせて、マネーサプライ(貨幣の供給量や流動性)をコントロールることができます。
一方で、政府が無責任な金融政策をすると、フィアット通貨の価値も減価します。
大量の資金を市場に流入させて量的緩和政策をやりすぎると、バブル経済を発生させる原因にもなります。
一度は経験してみたかった、80-90年代のあの「バブル」ですね。
仮想通貨とフィアット通貨の関係
なんで仮想通貨の話でも、フィアット通貨がでてくるの?
現状は、「ビットコインはUSDベースで$〇〇、JPYベースで¥〇〇」といったように、フィアット通貨に対しての価格で評価されています。
また、利益確定で、仮想通貨をフィアット通貨に戻す作業もあります
現状は、仮想通貨は、フィアット通貨ベースです。
「日本円で、1BTCはいくら」と価格を見ます。
今後、仮想通貨がさらに普及し、仮想通貨での決済が一般的になっていくと、BTCベースになるかもしれません。
実は、仮想通貨が浸透しているのは、先進国よりも発展途上国です。
それは、自国のフィアット通貨が不安定なためです。
ビットコインは乱高下するとは言え、全世界で取引できます。
フィアット通貨が紙くずになる不安を抱えるより、ビットコインの方が安心できるわけです。
ジンバブエドルのような、ハイパーインフレ対策に、仮想通貨が選択されています。
日本円はいくら円安といは言え、世界の主要通貨として安定しています。
そのため、日本人としては、仮想通貨の方が怖いと思っちゃいますよね。
仮想通貨の普及によって、フィアット通貨の価値やあり方が変化していくので、今後の流れもチェックしていきましょう。